インターナショナル・モーターショー
この年9月26日~10月9日の会期で開催された第11回モーターショーは、前回までの『全日本自動車ショー』の名称を廃し、『東京モーターショー』と改称しました。
これは開催地の都市名を冠するヨーロッパ先進国のそれと歩調を揃えることにより、国際的な知名度の滲透を図ったものです。
モーターショーの変容はそればかりではありません。
この11回からごく一部ですが、外国車の出品参加が実現しました。
トライアンフ(英)、ジープ・ワゴニア(米)、ハフリンガー(オーストリア)の各モデルが中古車情報の多い日本車と並んで展示され、まがりなりにもインターナショナル・モーターショーへの第一歩をしるしました。
この年のモーターショーを彩った新しい芽はほかにもあります。
素人眼にはいつ見てもただ華やかで、会場内は通勤ラッシュ同然の人垣に埋まるショー風景と映るでしょう。
しかし経済・社会の動向や時代の風潮を踏まえて観察すれば・・・
やはりそこには世相と連動して、きたるべき時代に対応しようとする自動車業界の姿が、浮き彫りにされていることに気づくはずです。