自動車業界から見る日本経済
昭和39年という年は、経済・社会の面でも特筆に価いする変革が見られた年です。
それはここまでの日本と、この年以後の日本の間に、太い線で仕切るほどの変貌があらわれたことを意味します。
自動車業界は経済・社会の動向に対して、最も敏感に反応する業種です。
その意味でも見逃せない変革の幾つかを、ここにとりあげておきたいと思います。
まず第一にあげたいのは、日本は4月1日から国際通貨基金(IMF)8条国に移行したことです。
この8条国への移行によって、日本は国際収支が悪くなっても為替取引を制限することができなくなり、円は世界の主要通貨とならぶ交換可能通貨となりました。
・・・さらに4月28日、経済協力開発機構(OECD)に正式に加盟。
日本は本格的な開放経済体制にはいりました。
このIMF8条国への移行とOECD正式加盟とにより、日本は国際経済社会に仲間入りをしたのです。
思えばこれが経済大国へ発展する第一歩の行動でした。
このころから少しずつ、中古車の情報なども増えて経済が活発化していくことになります。